昨年の6月に、長年使っていた東芝の冷蔵庫が壊れたため、三菱の冷蔵庫に買い替えました。
あれから1年経って、使用した感想や気付いたことなどをまとめていきたいと思います。
新型も登場しましたが、型落ちを購入される方もいらっしゃるかと思いますので参考になればと思います。
1. 仕様
- 型番: MR-WZ55K
- 容量: 総容量547L
- 冷蔵室:284L
- 冷凍室:104L
- 野菜室:104L
- 瞬冷凍室:18L
- 氷点下ストッカー:19L
- 製氷室:18L
- 外形寸法: 幅650mm × 奥行699mm × 高さ1,833mm
- 設置必要スペース: 幅685mm × 奥行738mm(放熱スペース含む)
- 重量: 約108kg
- ドア: フレンチドア(観音開き)、ガラスドア
- カラー: グランドアンバーグレー、グランドリネンホワイト、グランドクレイベージュ
- 年間消費電力量: 約340kWh/年(JIS C 9801-3:2015基準)
- 省エネ基準達成率:約105%
- 年間電気代目安:約9,180円(27円/kWhで計算)
- 騒音レベル: 約18dB(静音設計)
- 発売日: 2024年2月22日
- 生産国: 日本製
- 受賞歴: 2022年度グッドデザイン賞(WZシリーズとして)
- その他: グリーン購入法適合、インバーター制御、R600a冷媒使用
2. 主要特徴と技術詳細
2.1 中だけひろびろ大容量
- 薄型断熱構造「SMART CUBE」
- 真空断熱材とウレタンを組み合わせ、壁を薄くすることで庫内スペースを最大化。幅65cmで547Lを実現し、業界トップクラスの容量効率。
- 冷蔵室は2Lペットボトルが最大9本収納可能。ドアポケットは「思うままフリーケース&ストッパー」で、仕切りを自由に調整でき、調味料や小物の収納が便利。
- 左右段違い棚(冷蔵室)は、鍋や大きな容器も出し入れしやすく設計。
- 真空断熱材とウレタンを組み合わせ、壁を薄くすることで庫内スペースを最大化。幅65cmで547Lを実現し、業界トップクラスの容量効率。
2.2 全室独立おまかせA.I.
- AI技術
- 冷蔵室、冷凍室、野菜室それぞれに温度センサー、湿度センサー、ドア開閉センサーを搭載。
- 家庭ごとの使用パターン(ドアの開閉頻度や時間帯)を学習し、自動で最適な冷却運転を行う。
- 例: ドア開閉が多い時間帯は冷却を強化、夜間は省エネモードに切り替え。年間約10%の節電効果(三菱電機実測)。
- 冷蔵室、冷凍室、野菜室それぞれに温度センサー、湿度センサー、ドア開閉センサーを搭載。
- メリット
- 食材の鮮度を長期間維持。
- 電気代を抑えつつ、庫内温度のムラを最小限に。
- 食材の鮮度を長期間維持。
2.3 切れちゃう瞬冷凍A.I.
- 概要: 約-7℃の「瞬冷凍」技術で、食材を凍らせつつ細胞破壊を抑える。解凍不要で、包丁で切り分け可能。
- 保存期間: 最大約3週間(肉、魚、野菜、ホワイトソース、作り置き料理など)。
- AI連携: 使用頻度を学習し、冷却タイミングを最適化。食材の出し入れが多い場合でも温度を安定させる。
- 実用例
- ハンバーグや餃子を冷凍し、必要な分だけ切り出して調理可能。
- 冷凍野菜は解凍せずにそのまま調理でき、栄養価や食感を維持。
- ハンバーグや餃子を冷凍し、必要な分だけ切り出して調理可能。
2.4 ひろびろ氷点下ストッカーD A.I.
- 概要: 約-3℃〜0℃の「氷点下」ゾーンで、肉や魚を生のまま長期間保存(約3〜10日)。
- 過冷却技術: 食材を凍らせず、鮮度を維持。ドリップ(解凍時の水分流出)が少なく、旨味をキープ。
- AI連携: 庫内温度をリアルタイムで調整し、ドア開閉による温度上昇を抑制。
- 実用例
- まとめ買いした肉や魚を冷凍せずに保存。
- チーズやハムなど、冷蔵では傷みやすい食材も長持ち。
2.5 朝どれ野菜室
- 湿度管理: 高湿度環境で野菜の水分蒸発を抑え、みずみずしさを維持。
- 専用冷却: 野菜室専用の冷却器で、冷蔵室や冷凍室の影響を受けず安定した温度をキープ。
- 実用例: レタスやほうれん草が1週間以上シャキッとした状態で保存可能。
2.6 スマートフォン連携(つながるアプリ)
- 機能
- 専用アプリで冷蔵庫の運転状況(温度、運転モード)を確認・設定可能。
- 省エネアドバイスや食材管理のサポート機能。
- ドアの閉め忘れアラートやメンテナンス通知。
- 専用アプリで冷蔵庫の運転状況(温度、運転モード)を確認・設定可能。
- メリット: 外出先から冷蔵庫の状態をチェックでき、買い物リスト作成や調理計画に役立つ。
2.7 その他の特徴
- 洗える埋めちゃっタンク
- 給水タンクを冷蔵室のドアポケットに埋め込み、スペースを有効活用。取り外して洗えるので衛生的。
- 給水タンクを冷蔵室のドアポケットに埋め込み、スペースを有効活用。取り外して洗えるので衛生的。
- まるごとクリーン清氷
- 製氷皿や給水経路を自動洗浄し、清潔な氷を提供。抗菌仕様のタンク採用。
- 製氷皿や給水経路を自動洗浄し、清潔な氷を提供。抗菌仕様のタンク採用。
- 静音設計
- コンプレッサーの改良で運転音を約18dBに抑え、キッチンでの会話や睡眠を妨げない。
- コンプレッサーの改良で運転音を約18dBに抑え、キッチンでの会話や睡眠を妨げない。
- デザイン
- ガラスドアは傷がつきにくく、汚れも拭き取りやすい。モダンで高級感のある外観。
- ハンドルレスタイプで、フラットなデザインがキッチンに調和。
3. ユーザー評価(価格.com、Amazon、レビューサイトより)
- 総合評価: 価格.comで4.57/5(4件、2024年6月時点)。マイベストや家電批評でも高評価。
- 高評価ポイント
- 使い勝手: フレンチドアと棚の自由度が高く、食品の整理がしやすい。
- 鮮度保持: 瞬冷凍や氷点下ストッカーで、肉や魚の鮮度が長期間維持できる。
- 省エネ性能: 電気代が安く、AIによる自動調整が便利。
- デザイン: ガラスドアの質感とカラーが高級感あり、キッチンの雰囲気を向上。
- 使い勝手: フレンチドアと棚の自由度が高く、食品の整理がしやすい。
- 低評価ポイント
- 冷凍室の容量: 104Lは標準的だが、まとめ買いや大容量冷凍を重視するユーザーにはやや物足りない。
- 奥行きの深さ: 冷蔵室の奥行きが深いため、奥の食品が取り出しにくい場合がある。
- 価格: 同容量の他社モデル(例: 日立 R-HW54S)と比べるとやや高め。
- 冷凍室の容量: 104Lは標準的だが、まとめ買いや大容量冷凍を重視するユーザーにはやや物足りない。
4. 競合モデルとの比較
三菱 MR-WZ55M(後継モデル、2025年発売)
- 違い
- MR-WZ55Mは「できちゃうV冷凍」機能を追加(野菜を砕いて調理可能)。MR-WZ55Kにはこの機能なし。
- 価格: MR-WZ55Mは約338,000円、MR-WZ55Kは約183,571円(約15万円安価)。
- カラー: MR-WZ55Mは新色(例: トワイライトグレー)、MR-WZ55Kはベージュが選択可能。
- MR-WZ55Mは「できちゃうV冷凍」機能を追加(野菜を砕いて調理可能)。MR-WZ55Kにはこの機能なし。
- 選び方
- 最新機能を求めるならMR-WZ55M、コストパフォーマンスを重視するならMR-WZ55K。
日立 R-HW54S(540L、幅65cm)
- 価格: 約170,000円(MR-WZ55Kより安価)。
- 特徴
- 「真空チルド」で肉や魚を真空保存(約1週間)。
- 冷凍室は120LとMR-WZ55Kよりやや大きい。
- AI機能は三菱ほど高度でないが、使い勝手は良好。
- 「真空チルド」で肉や魚を真空保存(約1週間)。
- 選び方
- 冷凍室の容量を重視するなら日立、AIや鮮度保持技術を重視するなら三菱。
パナソニック NR-F559HPX(550L、幅65cm)
- 価格: 約200,000円。
- 特徴
- 「ナノイーX」で庫内の除菌・脱臭性能が高い。
- 「微凍結パーシャル」で肉や魚を約-3℃で保存(三菱の氷点下ストッカーと類似)。
- アプリ連携は三菱と同等だが、AIの学習機能は劣る。
- 「ナノイーX」で庫内の除菌・脱臭性能が高い。
- 選び方
- 除菌や衛生面を重視するならパナソニック、AIやデザインを重視するなら三菱。
- 設置スペース
- 幅685mm、奥行738mm、高さ1,833mm以上のスペースが必要。背面に2cm以上の放熱スペースを確保。
- 搬入経路(エレベーター、玄関、階段、ドア幅)を事前に確認。幅65cm以上、奥行70cm以上の経路が必要。
- 幅685mm、奥行738mm、高さ1,833mm以上のスペースが必要。背面に2cm以上の放熱スペースを確保。
- 価格変動
- 価格.com、Amazon、楽天などで最安値を比較。セール時期(例: ボーナス時期、年末年始)でさらに安くなる可能性。
- 価格.com、Amazon、楽天などで最安値を比較。セール時期(例: ボーナス時期、年末年始)でさらに安くなる可能性。
- 電気代
- 年間約9,180円(27円/kWh)。地域の電力料金や使用頻度で変動。
- 年間約9,180円(27円/kWh)。地域の電力料金や使用頻度で変動。
- メンテナンス
- 給水タンクや製氷皿は定期的に洗浄が必要。フィルター交換は不要だが、庫内の清掃はこまめに行う。
- 給水タンクや製氷皿は定期的に洗浄が必要。フィルター交換は不要だが、庫内の清掃はこまめに行う。
- 保証
- 標準1年保証。家電量販店によっては延長保証(5年など)あり。
東芝 GR-W550FZ(550L、幅68.5cm)
- 価格: 約180,000円
- 特徴
- ベジータ野菜室:業界トップクラスの鮮度保持、うるおい冷気。
- 速鮮チルド/急冷凍:2段チルドで温度調整、急速冷凍で鮮度保持。
- 省エネ:約270kWh/年(電気代約7,290円/年)。
- ベジータ野菜室:業界トップクラスの鮮度保持、うるおい冷気。
- 選び方
- 調理効率(解凍不要)、スマート機能、省エネ、スリムさを求める方には三菱。
野菜の鮮度、静音性、コスパ、チルド室の使い勝手を重視する方には東芝。
- 調理効率(解凍不要)、スマート機能、省エネ、スリムさを求める方には三菱。
なお、具体的なモデルや容量により異なる場合があるため、参考情報として最新のレビューや製品仕様を確認することをおすすめします。
5. 三菱冷蔵庫MR-WZ55Kを1年使用して思うこと
私の場合は、13年ほど使用していた東芝の冷蔵庫の冷凍機能が壊れて、ほとんど冷えなくなったタイミングでの買い替えだったので、夫と2人で短期間で比較検討して三菱の冷蔵庫に決めました。
実際に使ってみてまず思ったことは、冷凍室が三段に分かれていてたくさん入りそうに見えるのに、下段の高さが低めに設定されているなぁということです。
冷凍食品を立てて保存する方は高さに注意されたほうがいいと思います。
製氷については、水の通り道をすべて洗浄できる三菱が安心して氷を作れると思います。ただ、洗えるパーツが多くてお手入れは少し手間がかかる印象です。私はその手間を考えても、洗浄できることの安心感があるので、この冷蔵庫を選んでよかったと思っています。
その他では、冷蔵庫の前面部分にはマグネットが付かないので、これは慣れるまでは不便に感じました。
側面にはマグネットが使えるので、慣れてしまえば特に問題はありませんでした。
7. まとめ
冷蔵庫の買い替えを検討されているみなさん、それぞれの生活スタイルや優先事項に合わせて、ピッタリの冷蔵庫をぜひ見つけてください!
私の場合は、冷蔵庫が壊れてから選ぶことになったので、もっとゆっくり時間をかけて比較検討したかったのが本音です。大型家電なので価格も気になるところですし、ゆっくり比較検討し、納得した上で購入できるといいですね。

あっという間に梅雨が明けて毎日暑いですね!
冷蔵庫を開けて、ガンガンに冷えた冷気を感じると、ふと昨年6月に冷蔵庫が壊れて苦労したことを思い出します、、、